牡蠣エキスのアミノ酸・ビタミン・ミネラル以外の成分とは?

タウリンは、疲労回復だけでなく、目や心臓、不眠やうつにもいいといわれ、栄養ドリンクではおなじみの成分。でも、サプリでは見かけませんね。今回は、タウリンの効果効能、過剰摂取による副作用や牡蠣エキスがタウリン摂取に良い理由などを解説します。
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牡蠣エキスがタウリンをとるのに最適な理由とは?どんな効果があるの?

 

栄養ドリンクでおなじみの成分、タウリン。

 

タコなどの魚介類に多く含まれています。

 

 

疲労回復のほか、肝臓や心臓など生活習慣病の予防や、不眠やうつなどメンタルケアにも効果が期待されています。

 

 

けれども、タウリンサプリというのは、みかけませんね。

 

なぜでしょうか?

タウリンとは?

 

タウリンの物質名は、アミノエチルスルホン酸です。

 

体内で、含硫アミノ酸からつくられます。

 

タウリンは、タンパク質の素材にならないため特定の組織を構成せず、私たちの体の中に、遊離した状態で存在しています。

 

 

タウリンはアミノ酸?アミノ酸ではない?

 

タウリンが、アミノ酸なのかアミノ酸ではないのかは、異論があります。

 

 

アミノ酸とは、分子構造に、アミノ基(‐NH2)とカルボキシル基(‐COOH)をふくんでいる化合物と定義されています。

 

タウリンには、アミノ基はありますが、カルボキシル基はありません。

 

そのため、アミノ酸の定義から外れることになります。

 

 

けれども、タンパク質を構成する20種類のアミノ酸の一つであるプロリンは、アミノ基がありません。

 

でも、アミノ酸として分類されています。

 

場合によっては、正確にはアミノ酸ではない、という注釈がつきます。

 

 

そのため、タウリンもアミノ酸に含めるべき、という考え方もあります。

 

 

ほぼアミノ酸だけど、現在のアミノ酸の定義には合致していない、といったところですね。

 

 

厚生労働省では、含硫アミノ酸様化合物としています。

 

 

タウリンは条件付き必須アミノ酸の仲間!

 

条件付き必須アミノ酸とは、体内でつくることができるけれども、特定の条件下では不足するアミノ酸です。

 

 

アルギニンとおなじように、病気やけがなどの治癒や、免疫力が低下しているときなどは、ふだんより多く必要になります。

 

 

タウリンのサプリメントが販売されていない理由

 

タウリンは、栄養ドリンクには配合されています。

 

けれども、タウリンサプリというものには、お目にかかることがありません。

 

 

それは、タウリンは、日本では、医薬品として扱われるためです。

 

動物などから抽出されたものでも、人工的に合成されたものであってもです。

 

 

そのため、医薬部外品には配合できすが、食品であるサプリメントに合成タウリンは配合できないのです。

 

 

ただし、天然タウリンは、食品添加物としての使用は認められていて、赤ちゃんの粉ミルクなどに添加されています。

 

(乳児はタウリンを自分でつくれないため、母乳にはタウリンが含まれています)

 

 

けれども、食品に、効果効能を期待して、天然タウリンを使用することは薬事法で禁止されています。

 

 

エナジードリンクは日本と外国で成分が違う!

 

レッドブルやモンスターエナジーなどのエナジードリンクが、栄養ドリンクに代わって人気です。

 

これらのエナジードリンクには、外国では、タウリンが配合されています。

 

 

けれども、日本では食品である清涼飲料水にタウリンを配合することはできません。

 

そのため、アルギニンで代用されています。

タウリンの効果効能とは?

 

タウリンは、特定の体の組織を構成しません。

 

全身に分布して、ホメオスタシス(恒常性の維持)に働きます。

 

 

タウリンは、50%以上が筋肉に存在しています。

 

ほかには、心臓、肝臓、脾臓、脳、肺、骨髄、目の網膜に多く存在しています。

 

 

肝機能の改善

 

代謝の促進

 

肝臓は、小腸から栄養を受け取り、それを体のさまざまな場所でつかいやすいように変換しておくりだすという代謝機能があります。

 

3000億個以上の細胞からできていて、数百種類の体内酵素をつかって、1万種類以上の化学反応を起こしています。

 

 

タウリンには、肝細胞の再生、胆汁の分泌などを促す効果があります。

 

 

二日酔いの予防

 

肝臓の働きには、アルコール、薬、食品添加物などの化学物質や消化で発生したアンモニアなど有害物質の無毒化があります。

 

タウリンは、こうした肝臓の解毒作用をサポートします。

 

 

コレステロール値の改善

 

胆汁は、脂肪を乳化して、消化しやすくする液体で、主成分は胆汁酸です。

 

胆汁酸は、コレステロールからつくられ、タウリンと結合します。

 

 

そのため、タウリンの摂取により、胆汁酸の合成量が増え、コレステロール値の低下につながります。

 

 

心臓や血管への効果

 

動脈硬化の予防

 

動脈硬化の主な原因は、血液中のコレステロールや中性脂肪が血管に付着することだといわれています。

 

タウリンは、コレステロール値を下げる方向に働くため、動脈硬化の予防につながります。

 

 

高血圧の予防

 

高血圧の原因は、塩分の過剰摂取、動脈硬化、自律神経の乱れなどです。

 

 

塩分を過剰摂取した場合、ほんらいなら腎臓の働きで塩分が減らされます。

 

ところが、塩分が過剰になると、細胞内にカルシウムがとりこまれます。

 

カルシウムは、交感神経を刺激するため、腎臓の働きを抑制します。

 

 

タウリンのホメオスタシスの機能は、カルシウムの細胞流入を抑え、交感神経の興奮を抑制し、塩分の排出をうながしてくれます。

 

 

骨粗しょう症の予防

 

塩分の過剰摂取によって生じる細胞のカルシウムのとりこみでは、骨を溶かしてカルシウムイオンがつくられることがあります。

 

 

タウリンは、骨が溶けるのを防ぐとともに、新しい骨をつくるのを促進し、骨密度を高めてくれます。

 

 

心肥大・むくみの予防

 

タウリンは、半分以上が筋肉に存在しています。

 

タウリンは、筋肉の収縮力を高めてくれるため、タウリン不足になると筋力が衰えます。

 

 

心臓も、心筋という筋肉からできています。

 

心筋の収縮によって、血液が全身へと送り出されています。

 

 

また、ふくらはぎなど脚の筋肉は、末梢から心臓へと血液を送り返す第2の心臓といわれています。

 

むくみが慢性的になっている場合、心臓も肥大しているかもしれません。

 

 

便秘の改善

 

口から食べたものが、便となって排泄されるのは、胃や腸などのぜん動運動によります。

 

ぜん動運動は、自律神経によってコントロールされているため、動かしているという自覚はありませんが、胃や腸の筋肉の働きです。

 

 

環状筋という横方向の筋肉と、縦走筋という縦方向の筋肉が連携して、ぜん動運動が、行われています。

 

タウリンは、筋力をたかめてくれるため、便秘の改善にも効果が期待できます。

 

 

脳や神経への働き

 

タウリンは、脳にも多く存在しています。

 

脳のなかでも、とくに海馬、松果体に多く存在しています。

 

 

海馬は、記憶中枢なので、タウリン不足は記憶力低下につながります。

 

松果体は、概日リズムを整えるホルモンであるメラトニンを分泌する器官ですので、タウリン不足は、睡眠の乱れにつながります。

 

 

また、タウリンは、GABA(ギャバ)の働きを高め、交感神経の興奮を抑制するため、怒りなど、脳の興奮を抑える効果が期待できます。

 

 

実際、てんかん患者では、タウリンが不足していることがおおいといわれていて、動物実験では、タウリンがてんかんに作用することが確認されています。

 

 

嗅覚の改善

 

においを感知するのは、鼻腔の上部の嗅球(きゅうきゅう)という脳の器官です。

 

嗅覚は、腐った食べ物を判別するなど、生存するうえで、視力や聴力以上に重要な感覚です。

 

 

タウリンは、嗅球にも多く存在しています。

 

 

視機能の改善

 

見える、ということは、網膜の受容体が光刺激を感知し、脳へと情報を伝達することです。

 

 

タウリンは、光の受容体に多く存在していて、網膜を守り、働きを助けています。

 

また、細胞の再生をたすけることから、角膜の修復もたすけています。

 

赤ちゃんの発育
母乳には、タウリンが多く含まれていて、その量はほかのアミノ酸より多いほどです。
新生児期のタウリン不足は、赤ちゃんの脳の発達にも影響があることが確認されています。
また、子宮の粘膜や卵管などにも多く含まれているため、妊娠初期から胎児にとって重要な栄養である可能性があります。

タウリンが多い食べ物

 

タウリンは、タコやイカ、牡蠣やホタテ、カツオなどの血合い部分に多く含まれています。

 

肉や卵、野菜や果物にはあまり含まれていません。

 

 

猫はタウリンを体内で合成できないため、猫に魚は正解なんですね。

 

 

また、体内でタウリンを合成するには、ビタミンB6、B12が必要です。

 

ビタミンB6、B12は動物性食品に多く含まれていて、とくにビタミンB12は野菜などにはほとんど含まれていません。

 

 

タウリンを食物から摂取するにも、体内で合成するためにも、魚介類はおすすめです。

 

 

タウリンの材料が多い食べ物

 

システインが多い食べ物

 

タウリンは、含硫アミノ酸であるシステインからつくられます。

 

システインが多く含まれる食べ物は、赤唐辛子、にんにく、玉ねぎ、ブロッコリー、芽キャベツなどです。

 

 

メチオニンが多い食べ物

 

システインは、メチオニンからつくられます。

 

メチオニンは、必須アミノ酸ですが、肉、豆、野菜、果物などさまざまな食品に多く含まれています。

 

そのため、肉や豆類をしっかりとることで、体内でタウリンをつくりだすことができます。

 

 

40歳を過ぎるとタウリンの合成量が少なくなる!?

 

タウリンは、システインやメチオニンをとっていれば、体内で合成することができます。

 

 

けれども、タウリンを合成する能力は、加齢とともに衰えます。

 

 

タウリンの合成能力が高い若いうちは肉食中心でよくても、中高年は魚介類で直接タウリンを補ったほうがいいですね。

牡蠣エキスがタウリン摂取にいいのはなぜ?

 

タウリンは、日本では、天然抽出物であっても、効果効能を期待して、食品に配合することはできません。

 

 

そのため、健康食品としてのタウリンサプリは、販売できないようになっているのです。

 

 

牡蠣は、タウリンも多く含む食べ物です。

 

しかも、牡蠣エキスは、水分中に溶け出した成分を凝縮しているため、タウリンも逃しません。

 

 

タウリンをサプリメントで補給するなら、牡蠣エキスしかありませんね。

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