牡蠣エキスと肝臓

牡蠣エキスは肝臓にいいという話をよく聞きますね。そこで、牡蠣エキスがなぜ肝機能の改善に効果があるのか、そもそも肝臓はどんな働きをしているのか、牡蠣にはどんな栄養があるのかを徹底的に解説いたします!
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牡蠣エキスはなぜ肝臓の機能改善に効果があるの?

牡蠣エキス,肝臓

 

肝臓の健康には牡蠣エキスがよい、とよくいわれますね。

 

お酒を飲みすぎると肝臓が悪くなる、とは昔から言われていますし、
最近では、お酒を一滴も飲まなくても脂肪肝になった、という話もよく聞きます。

 

牡蠣エキスは、なぜ肝臓にいいのでしょうか?


まずは、肝臓の働きを知ろう!

 

肝臓って、胃や腸などと比べると、どこにあるのかどんな働きをしているのか、自分でも実感できませんよね。

 

 

肝臓はどこにある?

 

肝臓は、腹部の右上、肺や心臓の下、胃の上にあります。

肝臓の位置

ヒトでは最大の臓器で、体重の約1/50の重量ですので、1〜1.5kgくらいを占めます。

 

 

肝臓には、肝動脈と門脈という2つの血管から栄養が送られ、中心静脈、肝静脈から血液が流れていきます。

 

また、肝臓からは胆管が出ていて、膵管と合流して十二指腸につながっています。

 

 

肝臓

 

 

肝臓は、胎児発生のときにも、心臓の次にできる臓器です。

 

 

けれども、「沈黙の臓器」と呼ばれるほど、痛みや不快感を感じることはありません。

 

それは、肝臓の細胞は再生能力が高いため、一部に不調があっても自覚症状が表れにくいから。

 

 

肝臓が痛くなるときには、すでに黄疸など見た目で分かる症状が出ていることがほとんどです。

 

気がつかないうちに、いつの間にか、取り返しがつかないほど悪くなってしまうのが肝臓です。

肝臓の3つの役割とは?

肝臓の働きは、代謝、栄養素の貯蔵、胆汁の分泌、解毒、排泄などとても多く、現在わかっているだけでも500種類以上あります。

 

そこで、おもな3つの働きについてみていきましょう。

  • 代謝
  • 解毒
  • 胆汁の分泌

 

 

肝臓の代謝機能とは?

 

わたしたちが、食事でとった食べ物は、そのままでは栄養になりません。

 

胃や腸で分解吸収された栄養素を、私たちの体に合わせて作りかえ、貯蔵するのが、肝臓の役割です。

 

肝臓の代謝機能

 

そして、からだが必要としたら、貯蔵していた栄養を分解して送り出します。

 

 

わたしたちが食べたものを、分解・合成して、利用できるように変化させることを「代謝」といいます。

 

 

お酒の飲みすぎや、糖質の摂りすぎなど、過剰にエネルギーを摂取すると、肝臓に脂肪が蓄積し(脂肪肝)、肝臓の機能が低下します。

 

そうなると、食事から摂った栄養を正常に分解・合成できなくなり、代謝異常という状態に陥ります。

 

 

代謝の対象となる栄養素は、おおきく分けて、糖質・タンパク質・脂質の3種類です。

 

 

糖質の代謝機能とは?

 

糖質は、甘いものだけでなく、ご飯やパン、果物、ビールや日本酒といった醸造酒などに多く含まれています。

 

糖質は、ブドウ糖に分解され、小腸で吸収され、門脈をとおって肝臓に届きます。

 

そして、肝臓の中で、ブドウ糖はグリコーゲンという貯蔵物質につくりかえられます。

 

グリコーゲンは肝臓で貯蔵され、体からの求めに応じて、グリコーゲンをブドウ糖に戻して、血液とともに全身へと送り出します。

 

非アルコール性脂肪肝の原因

 

血糖値というのは、このブドウ糖が放出された量を測定しているのですね。

 

そのため、肝機能が低下すると、グリコーゲンをつくる能力が落ち、肝性糖尿(かんせいとうにょう)になります。

 

 

また、グリコーゲンとして貯蔵できるエネルギーは少ないため、残りのブドウ糖からは中性脂肪も作られます。

 

中性脂肪は血液へと排出され、皮下脂肪などの脂肪細胞へと運ばれます。

 

 

タンパク質の代謝とは?

 

タンパク質は、わたしたちの体の中で、水分の次に多い物質です。

 

爪や髪、骨髄もタンパク質でできています。

 

ちなみに、コラーゲンもタンパク質の一種です。

 

タンパク質

 

タンパク質は、分解するとアミノ酸になります。

 

人体に必要なアミノ酸は20種類ありますが、このうち9種類は、体内でつくれないため、食物から摂取する必要があります(必須アミノ酸)。

 

 

そして、アミノ酸から、私たちの体に合ったタンパク質がつくりだされます。

 

皮膚、筋肉、骨、髪、爪、内臓諸器官のそれぞれの細胞の一つ一つが、血液で運ばれてくるアミノ酸を受け取って、それぞれが必要なタンパク質を合成しているのです。

 

 

肝臓では、アルブミン、グロブリン、リポタンパク、フィブリノーゲンなどの血漿タンパク質をつくっています。

 

そのため、肝機能が低下して、たんぱく質の代謝機能が落ちると、低アルブミン血症や血が止まりにくくなる、といった症状が起きることになります。

 

 

脂質の代謝とは?

 

脂肪は、胆汁と膵臓から分泌される酵素によって、遊離脂肪酸とグリセロールに分解されて、小腸から吸収され、小腸粘膜で中性脂肪へとつくりかえられます。

 

その後、リンパ管から血管へとうつり、全身を巡ったあとで、肝臓に取り込まれます。

 

 

脂肪肝は異所性脂肪の一つ!

 

肝臓や心臓、筋肉など、ほんらい、脂肪がつかないところにつく脂肪を異所性脂肪といいます。

 

肝臓で作り出された中性脂肪は、ほんらいは皮下脂肪など脂肪細胞の組織で貯蔵れます。

 

 

しかし、脂肪細胞がためきれなくなった中性脂肪は、肝臓や心臓、筋肉細胞にもたまります。

 

脂肪細胞の数や大きさには個人差があり、異所性脂肪は、皮下脂肪や内臓脂肪がつきにくい人ほどつきやすいので、痩せているから大丈夫、という考えは禁物です。

 

異所性脂肪

 

筋肉などに脂肪がたまると、筋肉が糖を蓄えることができなくなって、糖尿病の危険も出てきます。

 

 

肝臓の解毒作用とは?

 

アルコールや薬物の解毒

 

肝臓は、薬物やアルコールなど、わたしたちの体にとって有害なものの毒性を下げ、尿や胆汁から排泄する働きがあります。

 

そのため、多量に飲酒する人や、薬物を常用している人は、肝臓に負担をかけてしまいます。

 

アルコールと肝臓

 

また、加工食品に使われている食品添加物にも有害なものがあります。

 

インスタント食品やハムなどの加工品を多く食べることも、肝臓を疲れさせる要因です。

 

 

病院などで処方されるお薬や薬局で購入する市販薬も、肝臓には負担となっていますので、服薬している方は、肝機能検査を定期的に受けたほうがよいですね。

 

 

アンモニアの分解

 

アンモニアは、小腸で、腸内細菌がタンパク質を分解するときに発生します。

 

肝臓へは、門脈をとおって運ばれ、肝臓のなかで尿素につくりかえられ、尿とともに排泄されます。

 

タンパク質の分解・合成過程で使われなかったタンパク質も、分解されて尿素にされます。

 

肝機能が低下して、アンモニアの分解がじゅうぶんできなくなると、血液中のアンモニア量が増加し、脳に障害が起こります(アンモニア脳症)。

 

 

胆汁とは?

 

胆汁は、脂肪を分解するのに必要な緑色の液体で、肝臓で毎日1リットルほどつくられています。

 

肝臓で作られたときの胆汁の成分は、90%は水分で、残りがビリルビリン、コレステロール、胆汁酸塩などです。

 

肝臓でつくられたあと、胆のうで貯蔵されますが、この間に水分が吸収され、5〜10倍に濃縮されます。

 

 

胆汁酸は、食物の脂肪を乳化する、界面活性剤としての役割があり、脂肪の消化吸収に重要です。

 

食事をすると、胆のうが収縮し、十二指腸へと排出されます。

 

牡蠣エキスの肝臓サポート成分とは?

牡蠣

 

牡蠣は、亜鉛をはじめミネラルが豊富。

 

さらに、アミノ酸もたっぷりでビタミンB群も充実しています。

 

なかでも、とくにどんな成分が、肝臓を助けてくれるのでしょうか?

 

重要な栄養素を3つ、ご紹介します。

 

 

亜鉛

 

亜鉛は、体内に、約2000rほど存在している微量ミネラルです。

 

骨・筋肉・肝臓・脳・皮膚・腎臓など全身の細胞に含まれていて、タンパク質の合成や細胞分裂に欠かせません。

 

全身の細胞一つ一つは、毛細血管からアミノ酸、糖、ビタミン、ミネラルなど必要な栄養を受け取って、たんぱく質をつくったり、細胞分裂したりしています。
肝臓も肝細胞の集合体。

 

肝臓の維持・修復や、血漿成分であるタンパク質をつくるのに亜鉛が必要です。

 

生牡蠣

 

ミネラルは体内で作ることができないため、食事でとる必要があります。

 

とくに亜鉛は、貯蔵が効く鉄や銅と違い、よぶんに摂っても排泄されてしまうため、毎日、摂取し続ける必要があります。

 

 

豚・牛・鶏などのレバーには、亜鉛が多く含まれていますが、牡蠣は、レバーの倍以上の亜鉛を含んでいます。

 

レバーに亜鉛が多いということは、肝臓は亜鉛をたくさん必要とする臓器だということですね。

 

 

タウリン

 

タウリンは、体内で遊離状態でたくさん存在している重要な物質です。

 

心臓、筋肉の次に多くタウリンが存在しているのが肝臓です。

 

アミノ酸から作られるけれども、アミノ酸とは違い、たんぱく質の材料にはなりません。

 

タウリンには、細胞を正常に保つ作用(ホメオスタシス)という機能があり、とくに肝臓の以下の働きに重要な役割をしています。

  • 胆汁酸の分泌
  • 肝細胞の再生
  • 細胞膜の安定化

 

タウリンが多い食べ物

 

タウリンが多い食べ物は、サザエ・タコ・牡蠣・ホタテ・カツオ・イカといった貝類と軟体動物などの魚介類です。

 

 

アミノ酸

 

アミノ酸は、タンパク質の構成要素です。

 

からだをつくっているタンパク質は、部位によってたくさんの種類があり、その数は約10万種類です。

 

たった20種類のアミノ酸の組み合わせパターン、配列パターンによって、10万種類のたんぱく質が作られているのです。

 

アミノ酸が多い食べ物

 

そして、20種類のうち、9種類は、体内で作り出せない必須アミノ酸です。

 

アミノ酸がいくらたくさんあっても、必要なアミノ酸が欠けていると、タンパク質はつくりだせません。

 

アミノ酸はバランスが大切なんですね。

 

 

肝臓の細胞も、血漿成分だけでなく、自分自身のたんぱく質もつくっています。

 

機能が複雑なだけに、多様なタンパク質をつくる必要があるでしょう。

 

牡蠣には、9種類の必須アミノ酸のほか、10種類の非必須アミノ酸も含まれています。


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